ナイソデヲフル

無い袖すらブンブン振る。

LIVE感という名の行き当たりばったり

自慢ではないけど、音楽にものすごく疎いです。
LIVE感って言葉を聞いたことはあったものの、ただそれまで。

就農1年目のぼくたちの仕事は当然行き当たりばったりなわけで、ただその場で最適解を求めようと話し合うわけです。

「ジャガの種芋って切って植えるけど何付けよっか?石灰とか草木灰とか聞くけど」
「どうしよっかー」
「ちょうど有機石灰あるし、有機石灰にしよかな」
草木灰と石灰でどう違うんやろ」

ベテラン農家さん登場
『石灰なんかつけんと、切ったらすぐに植え付けるで。病気?大丈夫、大丈夫!』

「よし、切ってすぐに植えよう。」

意志薄弱?違います。色々な人の意見を柔軟に受け入れているんです。

万歳。LIVE感。

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灯台として

丹波新聞社さんに取材していただきました。

篠山イノベーターズスクール1期生としての経験から、より具体化した就農計画でしたが、就農動機の元をたどると見出しの「U・Iターンの“灯台”に」だったりします。

この見出しは言い得て妙でして、篠山出身者のぼくは、高校卒業と同時に市外へ進学・就職し、そのまま篠山市外での暮らす同世代を多く見てきました。
その多くが、篠山は好きだけど、現実問題として仕事がない…という理由だったりします。

記事内でも触れられている通り、ぼく自身も北海道・帯広へ一度出ていっている身です。
「地元へ戻ることが良い」といった単純な話ではなく、ぼくは市外で「地元の良さを感じ、地元で生きる方法を模索し、実行しようとしている」ただ、それだけです。

そんなぼくがしたいこと、それは少しでも篠山に帰ってきたい、来てみたいという人たちにとっての“小さなフック”をたくさん作ることなのかと思いました。

それは、
“なにか楽しそうに仕事している”であったり
“なにか面白そうに暮らしている”であったり
“居心地の良さそうなコミュニティにいる”ことだったり。

ただ思うままに、気負わん程度に色々やっていこうと思います。そこで結果的に何かを示せるかなと。

所信表明(初心?)としてもぼくがこの場に書き留めたかったことです。

まだまだ、灯台とは言えませんが、“灯台建設予定地”くらいの情報はみんなに与えられたかな、と。

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新規就農したよ。

 

実家である篠山市にて大学院の友人とともに就農しました。
地域の皆さん並びにこれまで支えていただいた方々に報いるような事業展開をしていきたいと思っています。
少量多品目の露地野菜作を主軸に据えてやっていきます。

これからの動きも含め、楽しみにしていただけたらと思います。何卒よろしくお願いします。

このブログも肩肘を張らずに日々の農作業の楽しさを伝えていきますね。

色々あったし,うちのパグはかわいいし。

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お久しぶりです。前回の投稿から1年弱経ちましたが,いたって元気で4年にわたる北海道での大学生活を終えて,関西に戻って大学院に通っている次第です。

 

新生活が始まって2ヶ月経って,それにしても実家はええなーって感心してます。

なんてったって,家事は分担できるし,めい(ペットのパグ)もいるし,生活費は減るし,めい(ペットのパグ)もいるし…。

 

そんなこんなでモラトリアムをさらに2年延長したぼくですが,最近新たなSNSを始めました。

 

それが,こちら↓


コピーライターの糸井重里さんが主宰する「ほぼ日刊イトイ新聞」がリリースしたドコノコ。

ドコノコとは…

「ドコノコ」は、犬や猫と人が、

親しくなるためのアプリです。

写真をとって、ちょっとコメントつけて、

アプリのなかの「本」として育てていきます。

「ドコノコ」をたのしんでいる人が増えていくと、

紹介される犬や猫もたくさんになってきます。

(中略)

「このエリアで、迷子になったコがいます。

みなさん、ご協力をお願いします」

なんていうときにも、お役に立てます。

「避難所ガイド」の地域をえらんで、

それぞれの犬や猫を登録しておくしくみなので、

だいたいの地域だけがわかるんです。

知ってるコ、親しみを感じているコのことなら、

より探しやすいですよね。

あと、人間のいざというときの避難場所も、

意識しておけるのは、あんがい大事ないいところ。

家族が決まってない猫なんかも、

お世話している人が登録しておけば、

めんどうみやすくなります。

【ドコノコ公式サイトより抜粋】

 

新しいSNSを始めましたなんて冒頭で言ってますがやってることはこれまでのなんら変わりありません。要するに,ぼくにとってわが子を愛でるペット用SNSです。

 

 ですが,このドコノコが目新しいところは,ペットの迷子に対応している点人間のいざというときの避難場所が意識できる点なんじゃないでしょうか。

 

個人的に糸井重里さんがされてる仕事が好きで,気になっておっかけているのですが,日ごろはTwitterにて有志でペットの迷子の呼びかけをリツイートされていたり,東日本大震災以降は東京大学理学科教授の早野龍五さんと放射能の影響や科学的に考える力の大切さについての対談を行っていたりとこれまでの仕事の軸というか,思いのようなものが,ドコノコに詰まっているような気がしました。

 

このドコノコ6/5にリリースされたばかりなので,今後の展開も気になります。

 

「めい」で登録しているので,よろしかったらぜひ検索かけてみてくださいねー。では!

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どうすれば「たくさん」書けるのか・・・論文が

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暑いですね。ほんまに。北海道やのにうちわが手放せへん毎日です。

ビールがおいしいわ、アイスがおいしいわで嫌なことばっかりではないんですけど、それにしても暑い。

 

 

さてさて、大学4年目も4ヶ月が過ぎまして卒論にそろそろ本腰入れなあかんわけなんですけど、やればやるほど風呂敷を広げているようで果てが見えないこのごろです。ちょっとここらでテコ入れするか…。

というわけで、こんなん読みました。

 

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できる研究者の論文生産術/ポール・J・シルヴィア

 

 

この本は心理学者であるPaul J. Silvia著『How to Write a Lot: A Practical Guide to Productive Academic Writing(どうやってたくさん書くか–––生産的な学術執筆のための実践ガイド)』(2007)の邦訳です。

 

最近「〜術」って本が多くて正直あたりはずれが激しいイメージです。結局当人に合うか合わないかって部分に左右されるんですけど、“超”がつくほどめんどくさがりの自分には響かないことが多々あります。

そんなぼくがどうしてこの本を読んだかってことなんですが、

 

 

 

この2つがすごく気に入ったためです。この2つ、実は論文執筆だけでなく、色々なことに応用できるかと思うんです。では、具体的に見ていきます。

 

 

たくさん書くにはスケジュールを立ててこなすだけ

 はい、この本の言わば確信で最も著者が述べたいことなのですが。なんと、第一章のはじめにですでに書ききっちゃっています。なんともシンプルで聞く分には簡単です。そもそも最初に論文の執筆作業は“快感とは言いがたく、ストレスは溜まるし、混み入っているし、お世辞にも楽しいとは言いがたい”ものと述べています。後述と被りますが、気が向くからやるのではなく日常のルーチンに執筆作業を組み込む。そうして、実直にこなすことが、「たくさん」書ける理由なのです。なにも、たくさん書ける人に突飛な才能があるわけではないと。あくまでスキルであって、体系的な指導・練習で伸ばしていくものだと。

ではどうやって、日々のルーチンに組み込んでいくのかということですが、言い訳への反論で述べているので、後述…。

 

 

書かない言い訳を全て撃破している

 

 

「書く時間がない」「まとまった時間さえとれれば、書けるのに」

→“書く時間は、その都度「見つける」のではなく、あらかじめ「割りふって」おこう。(P14)”

著者の場合は平日の月曜〜金曜の朝8時から10時までを執筆に充てており、その時間は断固死守している。具体的には、第三者からの誘いは「きっぱりノー」と言い、新聞・メール・ウェブは断ち切っている。

一見精神論でスケジュールを遂行しているように感じます。ですが、執筆時間とはすでに「割りふり済み」の時間と聞くと納得してしまいます。決まりきった授業時間のような。

 

 

 

「もう少し分析しないと」「もう少し論文を読まないと」

→論文を書くうえで必要なリーディング、アウトラインの作成、アイデアの整理、データ解析などの「執筆に必要な作業」はすべて執筆時間中に行うこと。そもそも、プロの執筆作業はたくさんの作業の積み重ねである。書く時間を「見つけられない人」が必要な文献をすべて入手し、読む時間を「見つけることが」できるはずはない。

 

 

 

「文章をたくさん書くなら、新しいコンピュータが必要だ」(「レーザープリンタ」「よい椅子」「もう少しよい机」版もあり)

→著者は10年近く前に購入した東芝のラップトップを用い、クッションもないプラスチック製の椅子に座り、自宅の客用寝室で執筆を行っている。

 

 

 

「気分がのってくるのを待っている」「インスピレーションが湧いたときが一番よいものが書ける」

→この言い訳に対しBoice(1990)の実験を用いている。

実験参加者を3つのグループに分けて、1日あたりの執筆ページ数と、独創的なアイデアが浮かぶ感覚を記録した。3つのグループとは

  1. 書くことを制限し、緊急性のない執筆を行うことを禁じた。
  2. 50回分の執筆時間帯のスケジュールを組んだうえで、気の向いたときだけ書くことにした。
  3. 50回分び執筆時間帯のスケジュールを組んだうえで、執筆を欠かすとペナルティを課されることとした。

結果は…

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実は、才能ってまやかしで日頃のスケジューリングでなんとでもなるんやない…?とまで思っちゃいます。つまり『よい習慣は、才能を超える(三中信宏)』であると。

 

 

 

以上、ぼくはここまで出てきた言い訳すべてを常に懐に常備してます。多用してます。

ここまで完膚なきまで撃破されると、おもしろいですね。というわけで、この本を読んでから、午前中(AM5:00〜)にその日の卒論、勉強のタスクは9割終わらせる生活がつづいています。午前中は人に邪魔されることもないので、午後は好きな時間に充てられるのもいいですね。あと、健康的ですし、一日が長く感じます。

 

漫然とすごしていたとこですが、良いテコ入れになった一冊でした。

言い回しにユーモアがあって、読みやすかったというのもこの本のいいところです。

 

 

 

「YAMAHAめっちゃ燃費いいやん!」

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こんにちは。暑い日やら大雨やら色んな日が続いてますがいかがお過ごしでしょうか。ぼくは早寝早起きのおじいちゃんみたいな生活を満喫しております。

 

さてさて、冒頭の

 「YAMAHAめっちゃ燃費いいやん!」

は昨日行われた鈴鹿8時間耐久ロードレース(TVにて鑑賞)の一幕でレポーターの人が言うてはった言葉です。

 

はい、ぼく実は鈴鹿8耐初めて見ますし、いろはのいの字も分かりません。結果は下記の記事を読んでいただけたらよく分かるかと思います。

 

 

そこで、今回はド素人が書く鈴鹿8耐とはなんぞやって話と、ド素人が気になったあれこれを書き連ねようと思います。

 

 

目次

 

 

 

 

 

 

鈴鹿8耐とはなんぞや。

 

 鈴鹿8耐は、1978年から鈴鹿サーキットにて毎年夏に開催されている日本最大のオートバイ耐久レースで、今年で38回目の開催。
8耐は1台のマシンを、2名または3名のライダーで乗り継ぎ、8時間という限られた時間内で、どれだけ長い距離を走れたかを競うレースです。優勝するためには、通常の耐久レースで用いられるペースではなく、スプリントレースなみの速さと安定性が求められます。(鈴鹿8耐独占生中継! | BS12 TwellVより引用)

 

耐久レースには他にも4時間とか、なんと24時間もあるそう…。耐久レースだからこそ、完走することに大きな意味があるそうです。

 

ピットでなにすんの?

ひとまず下の動画を見てみれば雰囲気はつかめるんじゃないかと。

 

 

 

このように、前後のタイヤ交換・給油をものの10秒弱で行っています。メカニックの方々かっこいい…。

 

ちなみに耐久レースでは上記に加え、ライダーの交代が行われ、限られたわずかな時間のなかでレース状況をライダー同士で伝えるチームが多く見られました。また、破損が大きな車体に対してはピットガレージ(※)にまで持ち込んで、カウルの脱着等を行う姿を見る事ができました。(今回であれば、チームグリーン等)

初めて見た8耐ではド素人にも、10数秒のピット作業中にドラマが感じられました。また、どのタイミングで給油・タイヤ交換を行うのかという頭脳戦も大きくレースに影響を及ぼします。

 

※ピットガレージ

http://livedoor.blogimg.jp/ds_brog/imgs/7/7/77be11b2.jpg

(2りんかんブログ:モテ耐公開練習とアライRR5特価品のご紹介 - livedoor Blog(ブログ)より引用)

 

 

 

セーフティカーって

セーフティカー(safety car)とは、モータースポーツにおいて、マシンがコース上でクラッシュし、路面に脱落したパーツやその破片が散乱、またはマシン本体がコース上に止まっている場合、散乱したパーツによる損傷や二次クラッシュを防ぐ目的でレースを先導する車のことである。大雨などの荒天のときも、レースを先導することがある。(Wikipediaより引用)

 

例年のセーフティカーの出動回数は分かりませんが、昨年の4回に比べ今年は6回も出動していました。また、セーフティカーの出動時には以下の制限があります。

 

競技車両は、先行車がトラブルでスローダウンした場合などのやむをえない場合を除き、一切の追い越しが禁止されている。(同上)

 

つまり、セーフティカーがレース車よりも遅いという条件もあり、自分の真後ろにセーフティカーが出動した場合とてつもなく有利になります。また、セーフティカーの出動から退却までの時間も状況によってまちまちなので、セーフティカーの出動時にピット作業を行う作戦もあるようです。セーフティカーの出動もレースに大きく関与しますね。

 

日立オートモティブシステムズシケイン

はい。この声に出したい感じだけで今回書きました。

 

これです。

http://tentohmushi21.com/wp-content/uploads/2014/11/4c434ba36c0d2dcb88151f684081feff.jpg

 

ここにあります。

 

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そもそもシケインってなんぞやなのですが。

 

シケイン(chicane)とは、モータースポーツや市街地などおいて通行速度を減速するために設置される構造物である。(Wikipediaより引用)

 

つまり、“日立オートモティブシステムズ”が命名権を獲得したシケインだということです。やからどうしたねん。って感じですけど、ただ口に出したい言葉だったから調べただけです…。

 

 

 

以上のように(?)、ド素人でも大いに楽しめた鈴鹿8耐でした。今度は実際に見に行ってみたいなー。

 

野心のすすめ/林真理子

 

 

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こんにちは、21歳大学4年生でかつてないほど勉強が楽しいと感じてます。

 

現在は自分の専門分野(農業経済・経営)の勉強と並行して英語(リスニング・リーディング)の勉強、合間の息抜きに読書しています。

そこで、今回は息抜きで読んだ本について書き記そうと思います。

 

 

 

『野心のすすめ/林真理子』 

 

 

お世辞にも自分には野心の”や”の字もないのですが、自分に欠けてるものであったり自分の対極にあるものに触れるのもいい経験だと思ったので手を取った次第です。

 

本書で林真理子さんが提起している問題とは近年「低め安定の人々」、いわゆるが「野心の希薄な人々」が多すぎるのではないかと。

その背景には景気の低迷ももちろんありますが、それ以上に「とりあえず食べていくことはできる、まだまだ簡単に飢え死にはしない世の中」が大前提にあると指摘されています。

 

そのような問題・現状を踏まえ、本書では林真理子さん自身の体験を通して一般的にイメージされる”厚かましく、身の程知らずな野心”ではなく”もっと価値のある人間になりたいという野心”のすすめを説いています。

 

 以下、わたしが納得したところを抜粋。

 

1.野心とお金

母はよく、「貧乏って、消極的になるから悲しい」と言っていましたが、その通りではないでしょうか。お金がないと、どうしても行動範囲が限られてくる。

(略)

たとえば、ヴェネツィアサンマルコ広場に一度は自分の足で立ってみたいとか、アムステルダムの美術館でフェルメールの絵を直にこの目で観てみたいとか、屋久島の縄文杉を拝みたい、と思い立ったときにすぐに行けるお金があるかどうかということは、その人の生き方に関わってくる問題だと思うのです。(pp.60−61)

 

この一節は、野心の実行に欠かせないお金についての話です。

 経済的自立をしていない私にとって、あらゆる場面でお金について考えるのですが、この”選択肢を広げる意味でのお金”という考え方には深く頷きます。

 

 

2.野心の副作用

 野心には飢餓感という副作用がありますから、野心など持たず、ヒリヒリするような気持ちを味わうこともない、低め安定のまま穏やかな日々を過ごせるほうがいいと考ええる人もいるでしょう。(略)ひとつ何かを手に入れると、もっと幸福になりたいから、必ずまた別の何かが欲しくなる。(略)野心を持って努力し続けるのは、本を読むことにも似ています。本を読み始めると、自分はどれほど無知なんだろうとか、この分野を知らないのはまずいなぁとか、この先また別の本を読んでみたいなと思う。(pp.189−190)

 

ここで林真理子さんは野心を持つことの功罪として”副作用”を取り上げていますが、この例のような”知的な飢え”こそ野心をもつことの楽しさなのではないかと思います。飢えが新たな野心を生むというか…。

 

 

本書を読んで野心について知るとともに、自らの野心を省みました。自分にとっての野心とは”なにかを実行するための大きなモチベーション”に換言できると思います。

 

最近、いつにも増して勉強が楽しいと感じるのは農業分野を通して自分の地元に貢献したいっていう”野心”を抱えているからなんじゃないかな、と納得した次第です。